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「掛軸 橋本関雪」
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掛軸 橋本関雪
四条派から学び受けた高度な写実性に、繊細で妖艶さも感じさせる筆遣い。美しいだけでない、独特の世界観を日本画に落とし込んだ天才画家のひとつが、掛軸買取 橋本関雪です。様々な作品は構図が独特であり、知的な雰囲気を放つことから、多くの人々を魅了し続けています。1883年に、兵庫県神戸市に生まれた橋本関雪は、両親が学問所詰儒者を務めていました。この、関雪は画号となっていますが、由来としては、藤原兼家が雪降る逢坂の関を越える夢を見たということで、その話を聞いた大江匡衡が「関は関白の関の字、雪は白の字。必ず関白に至り給ふべし」と夢占いをしたという逸話が残されています。さて、学問所詰儒者というだけあり、漢学などは父から教えられていました。学問を通じて入門したのが、竹内栖鳳の竹杖会です。日本画の大家でもある、竹内栖鳳の元で絵画の基礎を学び、徐々に才能を開花させていくことになります。1913年の文展入選を皮切りに、多くの賞を受賞し続けます。1916年に17年では、帝展で特選を受賞するほどとなり、帝展審査員、帝国美術院会員、帝国芸術院会員と帝展において、最重要人物として存在することとなりました。橋本関雪の作品からは、どことなく中国のルーツを感じさせる箇所があるのですが、実際中国古典に非常に意識を注いでおり、自らも何度も中国へ渡った事が知られています。京都銀閣寺畔の白沙村荘に住み込んでは、別の称号でもある白沙村人としても活躍をしていたのです。古美術の蒐集家でもあっただけでに、そのコレクションも非常に価値ある物ばかりだったといいます。画家としての橋本関雪の代表作が1941年に発表されている「夏夕」でしょう。1匹の狐と夕顔のモノトーンのコントラストが、非常にモダンであり美しい作品です。凛とさせる繊細な筆遣いだけでなく、清冽な色気も感じさせる最高の作品です。現在、橋本関雪の作品は掛軸買取でも非常に人気です。書や美術など、文学の世界で才能を発揮した橋本関雪。彼の残した作品のひとつひとつから、日本人が忘れてはいけない、美意識を感じとることができるでしょう。
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